北海道ツーリングの服装で迷っていませんか。
6月ならもう暖かいのか。
夏はメッシュジャケットで足りるのか。
9月はどこまで防寒が必要なのか。
初めて北海道を走る方ほど、このあたりは本当に悩むところだと思います。
結論から先にお伝えすると、北海道ツーリングの服装は 1枚で解決しようとしないこと。
これが一番大切です。
高価な厚手ジャケット1枚より、薄くて重ねられる装備を複数持っていく方が、北海道では圧倒的に実用的。
私自身、バイクで日本一周も経験し、その後も毎年のように北海道を走っています。
それでも毎回どこかで北海道の気候にやられます。
「何度も来ているから大丈夫だろう」
そう思ってフェリーを降りても、結局また寒さにやられる。
本当に毎回です。
それくらい、北海道の気候は油断できません。
この記事では、実際に何度も走った経験をもとに、6月・7月・8月・9月それぞれの服装と持ち物を、失敗談も含めて実戦的にまとめました。
初めて走る方も、何度か経験のある方も、ぜひ参考にしてみてください。
北海道ツーリングの服装は「レイヤリング」がすべて
まず最初に結論です。
北海道ツーリングでは、1枚で完結させようとすると失敗しやすい。
理由はシンプルで、1日の寒暖差が非常に大きいから。
昼間は快適でも、朝夕になると一気に気温が下がります。
場所によっては、昼と朝夕で15〜20度近い差になることも珍しくありません。

しかも最近は、札幌や旭川などの内陸部で35度近くまで上がる日もある一方、道東や稚内方面では7月でも早朝はかなり冷え込みます。
この振れ幅。
ここに対応するために必要なのが、レイヤリングです。
基本構成はこの3層
- ベース:Tシャツ+薄手の長袖
- ミドル:ULダウン1〜2枚
- アウター:レインジャケット兼防風ジャケット
この3層を、その日の気温に合わせて足したり引いたりする。
これが結局いちばん失敗しません。
北海道は「気温」より走行風が体温を奪う

北海道で本当に怖いのは、気温そのものよりも 走行風による体感温度の低下。
ここは数字だけでは分かりにくい部分です。
止まっていればそこまで寒くなくても、バイクで1時間走り続けると一気に体温が持っていかれます。
特に早朝の霧。

これがかなり厄介です。
ただ寒いというより、少しずつ感覚が薄れていくような冷え方。
実際に走ると、想像以上に消耗します。
だから北海道では、防寒性能以上に風を通さないことが重要になります。
この感覚を知っているかどうかで、装備選びが大きく変わります。
6月前半の服装|本州の初夏感覚で行くと失敗する

6月は特に油断しやすい時期です。
本州ではすでに初夏の感覚。
半袖でも問題ない日が多いと思います。
その感覚のまま北海道へ入ると、かなり厳しい。
特に道東や稚内方面の朝は、本州の晩秋に近い寒さになることもあります。
さらに北海道は6月でも朝3時台から明るくなります。

ここが大きな落とし穴。
空が明るいと、つい暖かそうに感じてしまう。
でも実際は、まだ気温は全く上がっていません。
私も最初に行った時、ここで完全に油断しました。
明るさに騙されて早朝出発。
結果、かなり寒い思いをしました。
この時期に持っていきたい装備は以下です。
- ULダウン 2枚
- 防寒タイツ
- ネックウォーマー
- レインジャケット
- レインパンツ
朝は最初からフル防寒。
暑くなったら脱ぐ。
この考え方の方が圧倒的に安全です。
北海道ツーリング 7月〜8月の服装|昼は暑い、でも朝夕は別世界

夏の北海道は快適なイメージがあります。
確かに昼間はその通り。
内陸部ではかなり暑くなる日もあります。
ただ、朝夕は話が別です。

ここでメッシュジャケットを主役にすると、意外と失敗しやすい。
昼は快適でも、朝夕になると一気に寒くなるからです。
しかもプロテクター入りは思った以上にかさばる。
結果、荷物としてストレスになることも多い。
今の私の基本は、
- インナープロテクター
- Tシャツ
- 薄手の防風ジャケット
- 寒ければULダウン
この組み合わせ。
必要な時だけ重ねる。
この柔軟さが北海道では本当に効いてきます。
夏に見落としやすい日焼け対策

夏の北海道で意外と見落としやすいのが日焼けです。
気温がそこまで高くないため油断しやすいですが、紫外線はしっかりあります。
特に注意したいのが、グローブと袖の隙間。
この少し露出した部分が数日かけて焼けていき、旅の後半かなり痛くなります。
風が当たり続けるので、想像以上につらい。
私も最初はここを甘く見て後悔しました。

アームスリーブを1枚持っていくだけでかなり快適になります。
こういう小さな工夫が、長旅では大きな差になります。
北海道ツーリング 9月の服装|景色は最高、寒暖差は最も厳しい

個人的に一番注意したいのが9月です。
景色が本当に素晴らしく、空気も澄んでいてツーリングには最高の季節。
紅葉が始まり、空の高さも感じられる時期です。
ただ、その分気が緩みやすい。
ここが危険です。
朝の気温が一桁になる日も珍しくありません。
実際に私は、
- ULダウン2枚
- レインジャケット
- 防寒タイツ
- レインパンツ
ここまで着込んでも震えた朝がありました。
道の駅で温かい缶コーヒーを両手で持って、しばらく動けなかったこともあります。
9月は必ずフル装備を前提に考えた方が安心です。
下半身防寒は想像以上に重要

多くの方が上半身ばかり気にしますが、実際に冷えやすいのは太ももです。
走行風を受け続けることで、徐々に感覚がなくなってきます。
この冷えは本当に厄介です。
私はオーバーパンツよりも、
- 防寒タイツ2〜3枚
- レインパンツ
の組み合わせを使っています。
レインパンツは雨対策だけでなく、防風にも非常に有効。
荷物を増やさずに防寒力を上げられるのでおすすめです。
雨対策|基本は雨から逃げる

北海道の天気は変わりやすい。
特に道東や山間部では急に天気が崩れることもあります。
私の基本方針は、雨から逃げること。
雨雲レーダーを見ながらルートを柔軟に変えるだけで、かなり快適になります。
どうしても避けられない場合は、無理せずホテルや観光へ切り替える。
これも長く旅を楽しむコツです。
持ち物チェックリスト【保存版】
必ず持っていきたいもの
- ULダウン 2枚
- 速乾Tシャツ
- レインジャケット(必ず上下持参)
- 防寒タイツ 2〜3枚
- ネックウォーマー(日焼け対策にもなる)
- アームスリーブ
- ジップロック
- 雨天用シューズカバー
荷物になりやすいもの
- 厚手の冬用ジャケット
- メッシュジャケット
- オーバーパンツ
まとめ|北海道は「寒かった記憶」が後から宝物になる

北海道ツーリングは、快適だった日の記憶よりも、寒さに震えた日の記憶の方が後から強く残ります。
その時は大変でも、不思議と後から愛おしい思い出になる。
全部着込んで走った朝。
道の駅で缶コーヒーを握りしめた時間。
霧の中を抜けた先に広がる景色。
その全部が、北海道の魅力だと思っています。
大切なのは、1枚で解決しようとしないこと。
- 重ね着できる装備
- 風を防ぐ装備
- 下半身の防寒
- 雨対策
この4つを意識して準備しておけば、かなり快適に走れます。
準備だけしっかり整えて、ぜひ北海道に少しやられながら、あの景色を楽しんできてください。
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