こんにちはBMWのR1200GSAに乗っていたベルと申します。
ツーリング中に燃料計が故障し、突然ガス欠で立ち往生するのは避けたいものです。しかし、バイクの燃料計センサーは、経年劣化や汚れ、振動などの影響で故障する可能性があります。
本記事では、燃料計センサー故障時の冷静な対処方法と、トラブルを未然に防ぐための予防策について解説します。
この記事はこんな人向け
- バイクの燃料計に興味がある人
- 燃料計の故障症状や対処法を知りたい人
- バイクのメンテナンスに興味がある人
バイク(R1200GSA)の燃料計が突然故障
3万キロを超えたあたりから燃料が満タンにもかかわらず黄色△の警告が光り、メーターに「FUEL!」の文字が浮かぶようになった。
コネクタの接触不良や配線の断線などを疑い下のような接点復活剤とかをふってみるも改善はせず…
「いつも個人輸入で信頼しているモーターワークス社でフューエルレベルセンサーを購入して交換するしかないか・・・」と考えて調べていました。
しかし、センサーを交換しても交換後に”ディーラーで校正を受けてください” という表示がされていました。
ディーラーのお世話にならないと行けないとなるとこれは高額な修理代になる可能性があるぞ・・・
そんな風に感じました。
また、海外で英語の掲示板を見ていると「R1200GSAのフィルムセンサー交換後も何度もこの現象は発生している。BMWは◯◯だ!」と感情的なコメントもみかけ、ちゃんと修理するか、バイクの乗り換えまで考えてしまいました。
バイクの燃料計仕組みはどうなっているのか?
バイクの燃料計の仕組みは、以下の2つのタイプに分けられます。
フロート式
- タンク内の燃料量を測定するためにフロートを利用します。
- フロートはガソリンレベル変動に応じて垂直に動く測定ロッドまたはアームに接続されている。
- ガソリン量が多い時にはフロートが浮き上がり、減少すると徐々に下がります。
- フロートの動きは電気信号に変換され、車両の計器に送信される。
フィルム式
- センサー: タンク内に取り付けられたフィルムセンサーは、ガソリンのレベルを測定します。ガソリンの位置に応じて、フィルムセンサーは電気信号を生成します。
- レベルゲージ: フィルムセンサーからの信号は、車両の計器クラスターに送信され、燃料計として表示されます。レベルゲージは、ガソリンの残量をドライバーに視覚的に伝える役割を果たします。
ほとんどのバイクはフロート式のものが多く使われているのですが2006年式の僕のR1200GSAはフィルムタイプでした。個人的にはフロート式の方が修理がしやすいのでは無いかと思っています。
故障した燃料計の修理はどうするか?
BMW1200GSAの場合、タンク左側のこの4本線のカプラがフューエルレベルセンサーにつながっている。
年式によっては2本線のものもある。
この2本線のタイプは古くから使われているフロート式で4本線のものはストリップ式と呼ばれるものを採用しているそうだ。
「なんとかならんか」と調べまくっているとこんな動画を発見。
危険な修理方法「ザッピング」
ザッピングってなんだろう?と単語の意味を調べてみるとテレビのチャンネルを次々に変えるってのがザッピングって意味らしい。
ニュアンス的にはたぶんセンサーを電子ライターのショックでぶっ壊して常に満タン表示にするってことらしい。
「試してみるか?」と思ったが冷静になって考えるとライターのスパークをガソリンタンクに流すなんて恐ろしすぎると思ってやめた。
本当に危険だと思うのでくれぐれもやらないように注意してくださいね
市販の抵抗を付けてコンピューターを騙して常にガソリンを満タンと認識させる
海外のサイトを調べていると「Adbenture Rider」というサイトがあり、そこに大きなヒントがあった。
市販の抵抗をカプラーの一次側につけてコンピューターに対して嘘の情報を流してやることだ。
※以下の作業はバイクのコンピューターの故障や火事につながる可能性があります。実際に行う際は自己責任でおねがいします。当方では一切の責任を負いません。
写真のようにカプラーに抵抗をつけることでバイク側の燃料計は常に満タン表示となるそうだ。
最近の車検ではエラー表示が出ていると通らないので、メーターの警告表示が消せることはありがたい。また、給油のタイミングはどうするか?というと満タン給油のたびにトリップメーターをリセットすれば良い。
例えば燃費が20km/LだとするとR1200GSAの場合、33L入るので560kmを走ったらガソリンは残り5Lという計算になる。
古いバイクには燃料計がついていないこともあったので昔はこうしてトリップメーターをリセットして残りの燃料を把握している人も多かったんですよね。
さっそくAmazonで調べてみると写真の抵抗値とは少し違うが似た数値の抵抗キットがある。価格も安くで手に入った。
上の写真を真似て同じように加工していく。
配線同士が触れては行けないところは絶縁するように、そして全体が動かないように熱収縮フィルムで覆う。
最後は耐熱難燃仕様のビニールテープでぐるぐる巻にしておきました。
なぜ耐熱のビニールテープでぐるぐる巻きにするかというと抵抗というのは電気を通すとヒーターのように熱々になるからです。
実際にバイクのイグニッションスイッチをONにして通電すると触ったらやけどするような温度になっていたために、耐熱対策をして、ほかの部品に触れないように空中に浮くようにセットして完了です。
結果は大成功でした。
たまたま僕の場合はうまくいっただけでコンピューターが壊れる可能性や火事になることも考えられるので絶対に真似しないようにしてくださいね。
こういった電気の故障はBMWのバイクの場合、新車から5年程度で発生してくることもあります。燃料計を修理できたとしても次々と故障箇所が出てくる可能性もあるので乗り換えも検討してみることをおすすめします。
関連記事
コメント
突然のコメント失礼します。
当方R1200RTを乗っています。
現在燃料センサーが壊れていてエンプティ表示になっていますが、直らなくてもいいから警告灯を消せる方法を探していたらこちらのブログに辿り着きました。
センサーの線に抵抗?を挟むように思うのですが、方法を詳しく教えて頂けないでしょうか?
よろしくお願いします。
おっしゃる通り抵抗をかましてコンピュータを騙してます。
常にガソリン満タン状態になるようにしました。
ただ、私は海外のサイトで情報を集め、バイクのコンピュータが壊れる覚悟でやった結果、たまたまうまく行っただけなので詳しい方法を教えるのは控えさせてください。
申し訳ありません。