北海道キャンプ場で聞いた「おい」という声。ヒグマ目撃情報を見て青ざめた夜 | 車とバイクのベルブログ
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北海道キャンプ場で聞いた「おい」という声。ヒグマ目撃情報を見て青ざめた夜

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舞鶴からフェリーで北海道に渡り、道東をぐるっと回って北上する。そんなツーリングの終盤、北見市のキャンプ場で一晩、忘れられない体験をしました。

深夜、テントのすぐ外5cmから聞こえた男の声。ジッパーを開けても誰もいない。翌朝知ったのは、そのキャンプ場のすぐ近くでヒグマの目撃情報が相次いでいたという事実でした。

今回はその夜に何が起きたか、そしてバイクでソロキャンプをする人間として気づいた「逃げ込める場所がない」という弱点について、実体験ベースで書き残しておきます。

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北見市のキャンプ場は、道東ツーリングの終盤に立ち寄った場所

舞鶴からフェリーに乗って北海道に渡り、道東をぐるっと走って北上したのが、そのツーリングの終盤でした。そろそろ大阪に帰ろうかという頃、北見市のキャンプ場に着いたのは夕方くらい。

テントを張って、飯を食って、酒を飲んで、夜10時くらいには寝ていたと思います。他にもソロキャンパーのテントはありましたが、それぞれ25mくらい離れていて、大きい声で話していたら聞こえてくるかな、というくらいの距離感。特に変わったことのない、よくある夜でした。

📍 場所の状況

  • 北海道・北見市内のキャンプ場
  • 周囲のテントとは約25m離れて設営
  • 訪問は道東ツーリングの終盤、大阪への帰路直前

深夜、テントのすぐ横から「おい」という男の声

深夜に一度目が覚めて、完全に目が冴えた状態でスマホを見ていました。そしたら、テントのすぐ横から男の声で「おい、おい」と。

距離感がおかしいんです。テントの布のたった5cm外くらい。本当にその距離で聞こえました。他のテントとは25m以上離れているので、もしそっちからの声なら「遠くで言ってるな」と絶対にわかる。でも、そうじゃなかった。

完全に目が冴えてスマホを見ていたので、聞き間違いでもない。トーンはちょっと怒っている感じで、「何かマナー違反をして怒られるのかな」と思い、「はいはい」と返事をしてジッパーを開けました。

ジッパーを開けても、誰もいなかった

頭を外に出すと、誰もいませんでした。声がした方向もその周りも見渡しましたが、人影は一つもない。街灯もなく真っ暗で、風もなく、草が揺れる音すらしない。

正直、声がした瞬間よりも、外に出て誰もいなかった瞬間の方が怖かったです。一人で真っ暗なキャンプ場にいるのがしんどくなってきて、その場でスマホで写真を撮りました。テントの内側の写真と、暗闇にぽつんと立つテントの写真。誰かと繋がっている感覚が欲しかったんだと思います。Xに投稿して、しばらくスマホを見ていたら、コメントが来始めました。

コメント欄で判明した「ヒグマ」という可能性

「熊っておじさんの声で鳴くんだよ」と書いている人がいて、それを見た瞬間に怖さの種類が変わりました。霊的なものかもしれないという怖さから、物理的にヤバいかもしれないという怖さへ。

慌てて北海道のヒグマ関連のページを開くと、目撃情報が相次いでいると書かれていて、一覧を見るとそのキャンプ場のすぐ横で一昨日と昨日にヒグマが出ていました。

熊スプレーは持っていない。酒も飲んでいるし、明日も走る予定があるから寝なきゃいけない。でも最悪の事態が頭をよぎる。そんな状態でした。

結局、ペグ打ち込み用に持っていたクライミングハンマー(昔クライミングをやっていた時のものを、ペグ打ちに流用していたもの)を握りしめてシュラフに入りました。それで戦うしかないな、と思って。

バイクキャンパーには、車のような「逃げ込める箱」がない

あの夜に切実に思ったのは、車の人とバイクの人の差です。車の人は本当にヤバくなったら車内に逃げ込める。鉄の箱が守ってくれる。バイクにはそれがありません。テントを破られたら終わりで、バイクにまたがったところで外からやられる。

あの夜たどり着いた結論は、ソロキャンプの時はトイレの近くにテントを張るのが一番いいんじゃないか、ということ。鍵のかかる建物に逃げ込める距離にいる。それくらいしか思いつきませんでした。

🏍️ バイクキャンプならではの弱点

車中泊やバンライフと違い、バイクでのソロキャンプは有事の際に逃げ込める「シェルター」を自分で持ち運べません。装備を軽くする以上に「万一の時どう動くか」を先に決めておくことが、装備選び以上に大事だと痛感した夜でした。

こういうことは、3年に1回ぐらい忘れた頃にやってくる

北海道だけでなく、以前四国でキャンプしていた時もありました。その時はテントの外をずっとぐるぐる歩き回る足音が聞こえていました。一周だけでなく何周も。朝になって外に出ても、足跡もなければ誰もいない。

心霊的なものを信じているわけではないんです。でも、「もう大丈夫だろう」と完全に忘れていた頃に、またこういうことが起きる。北見の「おい」もそういうものだったかもしれないし、熊だったかもしれない。今でも分かりません。

Xのコメントで「声に反応して返事をすると、向こうに聞こえてると認識される。聞こえても何も反応しないのがベスト」と書いている人がいました。なので、次は返事をしません。

ソロキャンパーが備えておきたい、最低限のヒグマ対策

正直、あの夜は何の対策も持っていませんでした。次からはこれくらいは積んでおこうと思っているものを、実際にツーリング装備として現実的なサイズ感で挙げておきます。

🔔 熊よけ鈴

設営地に近づく前、テント内で就寝する前にザックに付けておくだけの最低限の対策。バイク装備の中では最も軽くて場所を取らない。


🧴 熊撃退スプレー

カウンターアソルトなど、海外の登山・ハンティング現場で実績のあるタイプが定番。バイクのタンクバッグやサイドバッグに常時収納できるコンパクトさが選ぶ基準。


🔦 大光量LEDヘッドライト

物音がした時、真っ先にやることは周囲を照らして状況を確認すること。スマホのライトより広範囲を照らせるヘッドライトを枕元に置いておくだけで、心理的な余裕がまるで違います。


⛺ 出入口近くに置ける防犯ブザー

人間相手にも動物相手にも、「異変があったらすぐ大きな音を出せる」状態を作っておくのは安心材料になります。就寝前にテントの入口ポケットに入れておくだけ。

まとめ 次に北海道でソロキャンプをするなら

北見市のキャンプ場で聞いた「おい」という声の正体は、今も分かりません。ただ、あの夜をきっかけに、ソロキャンプの場所選びと最低限の装備について考えるようになりました。

  • トイレなど、鍵のかかる建物の近くにテントを張る
  • 熊よけ鈴・熊撃退スプレーなど最低限の対策を積んでおく
  • 不審な物音がしても、反応せずやり過ごすという選択肢を持っておく

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