車がスタックしたらどうする?雪道で本気で焦った僕が「やらなきゃよかったこと」と脱出方法を全部書く | 車とバイクのベルブログ
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車がスタックしたらどうする?雪道で本気で焦った僕が「やらなきゃよかったこと」と脱出方法を全部書く

クルマ
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真冬の深夜、山道で車がスタックしたことがあります。アクセルを踏むたびに、タイヤが空転して、車がじわっと谷側へズレていく感覚。「これ、下手したら終わるな…」と、背中がスッと冷たくなったのを今でも覚えています。

スタックとは車が雪や泥、砂にハマって、自力では動けなくなった状態のことですが、頭で意味は分かっていても、いざ自分の車がスタックすると、正直パニックに近い状態になります。「車のスタックってこういうことか」と、あの日ほど実感したことはありません。

今まさに「車スタックした時、どうしたらいい?」と検索してたどり着いた方は、まず「やらないほうがいいこと」だけでも読んでみてください。

今すぐ脱出したい方へ
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プロを呼ぶタイミングを知る

この記事はこんな人向け

  • 運転初心者で緊急時の対応に不安がある方
  • 経験豊富だが、より安全な対処法を知りたい方
  • スタック経験者で、再発防止策を探している方
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スタックとは?車がスタックするってどういうことか

ベル
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そもそも「スタックとは車がどうなっている状態なのか」が分かっていないと、対処法も選びにくいですよね。

車のスタックとは、タイヤが雪や泥、砂など柔らかい路面に沈み込み、グリップを失って空転し、車が前にも後ろにも動けなくなった状態のことです。雪道では新雪やわだちに乗り上げて腹下が乗り上げてしまうこともありますし、泥や砂ではタイヤが穴を掘るように沈んで、完全にハマってしまうこともあります。

なぜスタックするのかをざっくり言うと、タイヤの接地面に十分な荷重と摩擦がかからないのに、アクセルだけを入れてしまうからです。特に、FFや2WDの車は、荷重のかかり方や駆動輪の位置によってスタックしやすい場面もあります。4WDでも「スタックしない車」ではなく、「スタックしにくいだけの車」だと考えておいたほうが現実的です。

車がスタックしたらどうする?まず「やらないほうがいいこと」

僕が一番やって後悔したのは、「なんとかなるだろ」とアクセルを踏み続けたことでした。
車スタックしたら、まずやりがちなのがこれなんですよね。

深い雪や泥の中でアクセルを強く踏み込むと、タイヤが空転してどんどん掘り下げていきます。結果として、タイヤはさらに深く沈み込んで、スタックした車が「本当に動かない車」になってしまいます。

もうひとつ危ないのが、ハンドルを大きく切りながら無理やり脱出しようとすること。

ベル
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僕は坂道でこれをやってしまい、前後に動きたいだけなのに、車体がじわっと谷側に滑っていって、本気で冷や汗をかきました。

「ここまでやったんだから、自力で出たい」と意地になる気持ちも、すごく分かります。でも正直、この意地が一番危ないと、あの夜に痛感しました。

【安全優先】スタック時にまずやること

車がスタックしたら、脱出より先に「生き延びる準備」を整えたほうがいいと今は思っています。

まずはハザードランプを点灯し、可能なら三角表示板を出します。自分が焦っていると、後続車への配慮がすっぽり抜け落ちがちです。見通しの悪いカーブや夜間なら、同乗者がいる場合は車のすぐ横ではなく、少し離れた安全な場所に避難してもらうほうが安心です。

雪道での長時間アイドリングも要注意です。マフラー周りが雪で埋まっていると、一酸化炭素中毒で命に関わります。排気口が完全に確保できない状況なら、必ずエンジンを切ってください。

「車がスタックしたらどうするか」というと、つい脱出テクニックに意識が向きますが、「ここで二次事故に遭わないこと」「車内で体調を崩さないこと」を一段上の優先順位に置いておくと、判断がぶれにくくなります。

待機中は定期的な換気と、携帯の充電・燃料残量の確認を。救援到着までの時間は天候次第で大きく変わるので、防寒装備は必須です。

ベル
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冬用のシュラフなどがあればエンジンを切っていても凍死の確率が下がるので大雪のところを走る予定がある人積んでおくと良いかもしれませんね。ただ、とっても高いですが…

雪道で車がスタックしたとき、僕がやった脱出方法

ここからようやく「スタック車の脱出」の話です。
僕が雪道でスタックしたときの流れを、そのまま書きます。

まずはタイヤの前後の雪をスコップでどかしました。ここで大事だったのは、タイヤの周囲だけでなく、車体の下(腹下)が雪で乗り上げていないかを見ることでした。腹下が雪の山に乗っていると、いくらタイヤが回っても擦るだけで前に進みません。

次に試したのは、前後に小さく揺らす方法です。「前進(1〜2秒)→ 軽くブレーキ → 後退(1〜2秒)→ 軽くブレーキ」を本当に細かい幅で繰り返して、少しずつ地面を固めていくイメージです。勢いをつけすぎると、僕のように坂道側へ横滑りして冷や汗をかくことになるので、空転したらすぐ足を離すくらいの慎重さがちょうど良かったです。

アクセルはじわっと踏んで、タイヤが空転し始めたら一度戻す。この「じわじわ」と「戻す」の繰り返しが、雪道のスタック脱出ではかなり大事だと感じました。

泥・砂で車がスタックしたら

雪ではなく、泥や砂地で車スタックした時も、基本は似ていますが、少し意識の置き方が変わります。

まず、いきなりアクセルを踏む前に一度車を降りて、スタックした車の状態をしっかり目で見ます。どのタイヤがどれくらい沈んでいるか、どの方向に地面が固そうかを観察するだけでも、「闇雲にやる」状態からは抜け出せます。

そのうえで、タイヤ周りの泥や砂をスコップでどかしていきます。穴になっている部分をできるだけ平らに近づけるイメージです。これだけでスッと出られることもあります。

車スタック時に空気圧を下げるのはアリ?

空気圧を下げるテクニックは、たしかに検索でもよく出てくる方法ですが、僕としてはエアを戻せる手段(コンプレッサーなど)がある人だけが使っていい上級テクニックだと感じています。脱出後に空気圧が極端に低いまま公道を走るのは、それはそれで危険だからです。

【実体験】スタック脱出に本当に役立った道具。優先順位で紹介します

スタックは、ベテランドライバーでも経験する可能性のある予期せぬトラブルです。実際の体験談から得られる教訓ここからは、車がスタックした時に実際に役立った道具を、体験ベースで書きます。

伸縮式のスコップ
車載しやすいサイズでも、あるのとないのとでは本当に世界が変わります。雪も泥も、手で掘るのとスコップで掘るのでは、体力の消耗が桁違いです。特にアルミ製で軽く、トランクに常備していても邪魔になりません。

厚手の手袋
素手で雪や泥を触ると、あっという間に指先の感覚がなくなります。スタックしたら車の外に出て作業せざるをえないので、防寒と手の保護は軽く見ないほうがいいと感じました。

あると安心レベル(脱出の成功率が上がる)
スタックラダー(滑り止め)と牽引ロープ
僕が後悔したのは、これを積んでなかったことです。通りすがりの車に少しだけ引っ張ってもらうだけで脱出できるケースもありますし、「他人の力を借りてもいいんだ」と割り切れるだけでも、心が楽になります。

できれば欲しいレベル(長時間待機になった場合の保険)
冬用の寝袋やブランケット
大雪・渋滞・スタックが重なると、本当に長時間動けないこともあります。高価なものがすべてではないですが、「エンジンを切っても、それなりに耐えられる装備」は安心につながります。

【失敗談】これは微妙だった。逆に後悔した道具

逆に、ちょっと反省した道具もあります。

ひとつはフロアマットです。タイヤの下に敷いて、即席のスタックラダー代わりにしたことがあります。まったく意味がないわけではないのですが、うまくいかないとマットがタイヤに巻き込まれたり、飛んでしまったりと、別のリスクも感じました。僕としては、フロアマットで脱出する方法は、本当にどうしようもない最後の最後の手段、くらいに捉えています。

もうひとつは100均の簡易スコップ。軽い雪なら十分使えますが、ガチガチに固まった雪や泥には心もとないのが正直なところでした。100均グッズでスタック対策をする場合は、「本格的な道具がないときの、その場しのぎ」としてはアリ、でも本命にはしないほうがいい、くらいの位置づけです。

\合わせて読みたい/

次は絶対に積む。「あの夜これがあれば…」と後悔した装備リスト

あの夜のことを思い出すと、「これがあれば…」と今でも思う装備がいくつかあります。

・スタックラダー(折りたたみ式の滑り止め)
・しっかりしたスコップ(車載サイズ)
・牽引ロープ
・冬用の寝袋やブランケット

ベル
ベル

特にスタックラダーは、僕が後悔したのはこれを積んでなかったことです。雪でも泥でも使える頼もしい存在で、頻繁に雪道や未舗装路を走る人にとっては、かなり優先度が高い装備だと感じています。

自力脱出はどこまで?車がスタックした時にプロを呼ぶライン

自力での作業は、僕の感覚では30分から1時間くらいが目安だと感じています。それ以上続けると、体力も気力も削られてきて、判断ミスやケガのリスクが高まります。夜間、吹雪、交通量の多い幹線道路などでは、時間に関係なく早めにプロを呼ぶ選択肢を取ったほうがいい場面も多いです。

救援サービスの選択肢と料金

サービス特徴料金の目安
JAF(日本自動車連盟)圧倒的な救援実績。非会員でも利用可能会員:無料/非会員:昼間一般道で21,700円〜(状況により加算あり)
自動車保険のロードサービス特約で無料なことが多い契約内容により無料〜数千円
メーカー系ロードサービス新車購入時などについている場合がある契約内容による


最近はJAFの非会員料金も上がっていて、昼間の一般道でも基本料が21,700円〜、雪道や夜間、けん引作業が加わるとさらに高額になります。状況によっては3万円を超えるケースも珍しくありません。だからといって「今すぐ絶対JAFに入るべき」とまでは言いませんが、冬の雪道や山道を走る機会が多い人にとっては、年会費4,000円ちょっとで持っておく「常備薬」くらいのイメージで検討する価値はあると思います。

一方で、街乗り中心で、すでに保険のロードサービスが手厚い人なら、JAFは「なくても困らない」場合もあるはずです。この辺は、「どんな車の使い方をしているか」「どのくらいスタックのリスクがあるか」で、各自が判断するところかなと感じています。

車がスタックしたらどうする?最短対応フロー(結論)

ベル
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最後に、この記事の要点を「今すぐやるべきこと」として整理しておきます。

  • まず落ち着いて、アクセルを踏み続けない(穴を掘って悪化する)
  • ハザードと三角表示板で安全確保(二次事故を防ぐ)
  • 排気口を確認してエンジンを切るか判断(一酸化炭素中毒のリスク)
  • タイヤ周辺と車体下の雪・泥をスコップで除去
  • 前後に細かく揺らして(1〜2秒ずつ)、少しずつ脱出路を作る
  • 30分〜1時間やって無理なら、プロを呼ぶ判断を

道具は「スコップ・手袋・スタックラダー・牽引ロープ」の優先順位で積んでおくと、いざという時の選択肢が広がります。

スタックしない車なんてない。だからこそ「引き返す勇気」と「逃げ道」を

最後に、スタックを経験した身として、一番強く残った感覚を書いておきます。

スタックする車、スタックしない車、という言い方もされますが、僕は「どんな車でも条件がそろえばスタックする」と今は思っています。4WDでも、SUVでも、スタッドレスでも、判断を間違えれば普通にハマります。

ベル
ベル

あの夜、もしもう一回選び直せるなら、僕はスタックする直前のあの分かれ道で、「引き返す」を選びます。

「行けるかも」で進んだ結果、スタックした車の中で凍えながら、「なんであそこで戻らなかったんだろう」と何度も頭の中で巻き戻しました。

スタックは、運転技術だけじゃなくて、判断力の問題でもあります。
自力でなんとかしようとするほど深みにハマることもある。だからこそ、備えと、逃げ道を用意しておくことが、一番のスタック対策なんじゃないかなと、今は感じています。

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