シャッター付きガレージがある家に住んで約20年が経過したベルです。
夢のシャッター付きガレージがある家に住んでみて、20年の間にたくさんのことを学びました。
実際に暮らしてみていま感じている事を結論から先に書くと「後悔はしていないけど別にガレージ付きの家で無くても良かったかなぁ…」です。
普段の生活に少し犠牲を強いられることもありますが、バイク乗りにとってガレージの魅力と利便性は価値あるものです。この記事では、将来ガレージ付きの家が欲しいと迷っているバイク乗りやドライバーに向けて書かせてもらいました。
バイク乗りにとってガレージハウス(一軒家)の魅力とは
マンションやバイクを駐車するスペースが少ない家に住んでいるバイク乗りの方々にとって、苦悩が存在しますよね。
それが駐車場の問題です。マンションには限られた駐車スペースしかなく、バイク用の駐車場が不足している場合があります。そのため、他の住人との共有スペースや車の駐車場を工夫してバイクを置く必要があるかもしれません。このような状況では、バイクの保管や安全な駐車について心配が募りますよね。
また、一軒家の場合でも家族が沢山いれば自転車や車にスペースをとられてバイクを置くのもギリギリという人もいるのではないでしょうか?
マンションに住まれているかたはバイクの洗車やメンテナンスに苦労するし、セキュリティ面でも不安ですよね。
実際にバイク乗りがガレージ付き一軒家に住んで感じた事 メリット編
ここでは実際にガレージ付きの家に住んだ筆者が感じた良かった事や悪かった事を書いていきます。
バイクにカバーを被せる必要が無い。
盗難や雨によるサビを防ぐ為にバイクにカバーをかけている人も多いと思いますがこの作業が本当に面倒。
広い場所ならまだしも左右に自転車が止まっていると、その間をかいくぐりながらカバーをかける必要があります。僕も実家に住んでいた時代は、カバーをかける時に気が狂いそうになっていました。今ではそれが無くなり、シャッターを開けて中にバイクを停めるだけです。
ガレージ付きの家に住むようになってバイクの出し入れが本当に楽になりました。
バイクのサビや日焼け等劣化速度が落ちるので手放す時に高値が付きやすい
シャッター付きのガレージにバイクを入れるようになってから、バイクの状態が長年乗っても綺麗な事に気づきました。
やはり、屋内にバイクを置いておくとバイクの劣化スピードが遅く、手放す時の査定額がかなり高くなります。
買取りの査定士の方が大体は「綺麗ですねー」といってくれます。
シャッター付きガレージのお陰でバイクの盗難に怯える事が無くなった
シャッター付きガレージがバイクの盗難について絶対に防げる訳では無いのですが、マンションのガレージや家の前の屋外に停めているのとは安心感が全然違います。
屋外にバイクを置いていた時は家に帰ってくるたびにU時ロックを付けたりしていました。シャッター付きのガレージにバイクを停めるようになってからはハンドルロックをするだけになりました。
工夫をすればシャッターを開けると防犯ブザーを鳴らしたりすることも可能ですよ!
雨でも関係なし!バイクのメンテナンスを途中でいつでもやめることが出来る
屋外でバイクの整備をしていると雨が降ってきたり、作業量が多すぎて翌日に持ち越す場合はバイクにカバーをかけたりする必要があります。
「前輪を外してジャッキをかましている」「エンジンのシリンダーをバラしている」こんな状況のなかでカバーを被せるのは転倒や異物混入のリスクが上がり、とても危険ですよね。
バイクのメンテも大好き!という人にはシャッター付きガレージの家は本当に嬉しいです。
おしゃれなガレージでずっとバイクを見たりいじったり出来る
おしゃれなアメリカ雑貨を置いたりして、ガレージの中を徹底的に自分好みにした空間に大好きな愛車が置いてある。
椅子に腰掛けてバイクを見ているだけでそれはとても嬉しい時間ですよね。
インテリアやメンテナンス用の工具箱を揃えていくと「男の城!」という感じで本当に楽しいですよ。
実際にバイク乗りがガレージ付き一軒家に住んで感じた事 デメリット編
先程まではガレージついてメリットを書いていきました。ガレージハウスは良いことばかりでは無くデメリットもあるので以下に書いていきます。
将来は後悔するかも?「家は階段が多くなる」「駅までの距離が遠くなる」「価格が高い」
ガレージ付きの家を買うには普通の家より多くのお金を出すか、本来居住スペースの部分を削ってガレージ部分に変えるしかありません。
多くの人は「じゃあ、その分多く金を出すわ」とはならないと思うので結局「階段の多いペンシルハウス」や「駅から20分以上かかる家」を買われているはずです。
実際に僕の家も細長いペンシルハウスです。毎日階段の上り下りが必要なので老後が少し心配かなぁ。
一人暮らしの人は関係なし!彼女や奥さん等のパートナーが嫌がっている可能性がある
ガレージハウスは男のロマンですが、パートナーにとっては寝耳に水かもしれません。
想像してほしいのですが、これから家を建てる時にパートナーが「私の好きなアイドルグッズだらけの部屋を作りたい!」と言われた場合、どんな気持ちになるでしょうか?
自分が自由に出来ない空間を家の中に作られて「嬉しい」と思う人は少ないはずです。
注文住宅で建てた場合リセールバリューが悪い可能性が高い
「リビングからガラス越しに見える愛車」にあこがれて、かなり特殊な構造の注文住宅にした場合、リセールバリューが悪くなったりする可能性が高いです。
ガレージハウスをこだわって作るほど、家を売るときには思ったように評価されない傾向があるので注意が必要ですね。
二世帯住宅とかもリセールバリューが悪いんですよね。
一般的な構造の家の方が評価が高く売りやすいです。
貴方がずっとバイクや自動車が大好きで居続けられるかは分からない
これは筆者の事なのですが10代や20代はバイクのレースにサーキット、そして冒険的なツーリングと本当に僕の青春の多くをバイクの為に捧げて来ました。しかし「今でも若い頃と同じぐらいバイクの事が好きか?」と聞かれると「うーん…」と考えてしまいます。
憧れのガレージハウスを大金を出して購入しても数年後にはバイクや車に興味が無くなってTVゲームに夢中になっているかもしれません。
若い頃から本当に大好きだったバイク。今ももちろん好きですが「ガレージ付きの家で無くても良かったかなぁ」と考えてしまうのはこのあたりが原因です。
どうしてもガレージハウスが諦められない!でも資金が無い人はどうすれば良いのか?
この章ではガレージハウスをお金があったら建てたいけど、資金がない人に向けていくつかの方法を紹介していきます。
とりあえず賃貸でガレージハウスに住んでみる
「俺は絶対にガレージハウスに住むんだ!」と思っているけど「将来、後悔するのも心配」または「今はローンが借りれない」という人もいると思います。
そういった場合はいきなり一軒家を買う前に賃貸でガレージハウスに住んでみるのも一つの手です。
実際にガレージハウスに住んでみる事で「俺だったらこんな感じの間取りにしたいな」や「エンジンをかけれるようにここに換気扇は必須だな」といった具体的なガレージハウスのプランが浮かぶかもしれません。
逆に「俺にはガレージハウスは必要ないな」と感じる人もいるのではないでしょうか?住まいの良し悪しは色んな家に住めば住むほど理解が深まるでしょう!
いきなりガレージハウスを建てたり買ったりせずにレンタルガレージを利用する。
次に紹介するのがレンタルボックスと呼ばれるものを利用する方法です。
毎月の出費はかかりますが引っ越ししたり、家を買うなどの大きなリスクを背負う事なく、小さめですがバイク用のガレージを利用することが出来ます。
スペースプラス土地がある人は庭にイナバ物置やカクイチなどでガレージ倉庫を建ててもらう
この記事を読まれている人に該当する人は少ないと思いますが念のために紹介するのがイナバ物置さんやカクイチさんなどでガレージ倉庫だけを建ててもらう方法です。
これは別に住んでいる土地に建てなくても、郊外の安い土地を買って建ててもOK。そこまで通う必要が出てきますが奥さんやパートナーの目を気にせずに思いっきりバイクや自動車と戯れる事ができるようになります。
スーモで空いている土地を探す事も出来るので住んでいる近くに安い土地があれば考えてみるのも有りですね!
物によっては2台以上もOK!とにかく安く建てたい人向け!簡易ガレージ
とにかく安くでガレージを建てたい!土地はある!という人はバイクシェルターという手段もあります。
防犯的な面ではガレージハウスよりグッと落ちますがバイクカバーをその都度、かけたり外したりするよりかはマシです。
日光や雨にさらされる事でどれぐらい耐久性があるのかが心配ですが数万円で買えるのはとてもありがたいですよね。
色んな種類の物が販売されているのであなたにあった商品が見つかるといいですね!
まとめ
以上がバイク乗りにとって憧れのガレージハウスについてのお話でした。
家を買う時というのは判断力が鈍っている事があるので(筆者もなった)本当に死ぬほどよく考えて住宅ローンを組むようにしてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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