維持費は?注意点は?BMW(Rシリーズ)のバイクを所有すると言う事 | 車とバイクのベルブログ
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維持費は?注意点は?BMW(Rシリーズ)のバイクを所有すると言う事

バイク
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こんにちはBMW(Rシリーズ)のバイクを3台乗り継いだ経験のあるベルです。

今回はBMWのバイクを所有する上での注意点を書いていきたいと思います。

先に結論を書きますが「あるタイミングで維持費が恐ろしくかかる」です。

それでは以下に詳しく書いていこうと思います。

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BMW Rシリーズとは?

(写真は僕にとって初めてのR1150R Rockstar)

まずはBMWのRシリーズとはどういった物なのでしょうか?

Wikipediaに詳しく載っていたので引用させていただきました。

1923年にBMWが造った初のオートバイである「R32」から現在まで続く息の長いシリーズである。途中で各部を変更されながら生産されてきたため、非常に多数のバリエーションが存在する。 エンジンは空冷水平対向2気筒エンジン(フラットツイン)、駆動伝達はシャフトドライブが基本である。このエンジンは、車体の左右にシリンダーが突き出すという、オートバイとしては特異な外観が特徴である。2010年からはシリンダーヘッドがDOHC化されたものが一部モデルに搭載されている。過去には単気筒モデルも存在した。
引用ーWikipedia

BMW・Rシリーズ – Wikipedia

単純に言えば水平対向エンジンが積まれたバイクがBMWのRシリーズと考えていただいて問題ないです。

以下はR1200GSAで北海道の礼文島を走った時の動画なのですがサスの滑らかな動きや安定した走りがなんとなく伝わるのでは無いでしょうか?

BMWのバイク(車両価格)は高い?値段は?やっぱりお金持ちのバイクなのかを考えてみた。

(写真は僕にとって二台目のBMW R1200RT)

BMWのバイクが高いかどうかで言うとやはり高いですね。

まずは新車を比較してみた

・BMW R1250GS ADVENTURE 2,389,000円

・HONDA CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES 1,947,000円

大型のアドベンチャーバイクとして現在日本でもっとも走っているのがこの2台だと思います。

素の状態でまず44万円も違いますよね。

ここからさらにオプション品を付けていくと更に金額の差が広がっていくと思います。

次に中古を比較してみた。

中古バイクサイトで有名なグーバイクさん

新車・中古バイク情報ならグーバイク(GooBike)

こちらのサイトで先程の R1250GS ADVENTURE と アフリカツイン の2車種を限定した条件で検索してみました。

・年式は2021年~2019年

・走行距離は2万キロ以下

そして、それらでヒットしたバイクの走行距離が多い上位5台の乗り出し金額の平均を計算。

すると以下の様なデータが出てきました。

・BMW 平均 259.4万円

・HONDA 平均 169万円

90.4万円も違います

ただし、これはBMWのR1250GSの中古には非常に高額なパニアケースのオプション品などが付属している等も影響しているでしょう。

やっぱり認定中古車?BMWの中古を購入する際の注意点

中古でBMWのバイク購入を考えている方への注意点を書いていきます。

1.有名な系列のバイクショップで購入すること

BMWのバイクを整備したり修理してくれる店は少ないです。

例えばタイヤ交換ですら断られる場合があります。

理由は「構造が良くわからない」「自信がない」「工具がない」とかではないでしょうか?

もし、東北を旅していてタイヤがパンクしたとします。

たまたま近くにあったバイクショップに入っても「うちで購入したものじゃないから見ない」と言われてしまうとあとはレッカーを呼んで購入した店で見てもらうしかないでしょう。

なので僕は「レッドバロンさん」「BMW正規ディーラー」で購入する事をおすすめします。

自分で全て修理出来るぜ!という人以外はくれぐれも個人売買やネットオークション等では買わないようにしましょう。

2.走行距離が3万キロ以下の車両を購入すること&10年落ちは避ける事

なぜ3万キロ以下の車両を選ぶかというとBMW Rシリーズの最大の弱点である「クラッチ交換費用が高すぎる」という事です。

ディーラーの方に過去に聞いたことがあるのですがクラッチが滑って交換となった場合、総合的なオーバーホールをすれば30万近くの修理費用がかかるそう。

何故、そんなに高いのかというとクラッチ板にアクセスするためには構造上バイクをバラバラにする必要があり、大変な工賃がかかる。

また、単純に部品代が高いと言う事が上げられます。

Rシリーズは2016年に水冷化されてクラッチが乾式から湿式に変わったのですがBMWのサービスマンによると「水冷化されたほうが構造が複雑になっているのでもっと修理代がかかります」と言う事でした。

冷静に考えると

・10年以上経った車体

・走行距離が5万キロを超えている車体

これらの条件のBMWのバイクが日本でなかなか見当たらないのは高すぎる修理代を恐れて「高額修理が来る前に早めに乗り換えている」と考えられます

(一部、愛好家によるオールドBMWは存在するが・・・)

なので「コストを抑えて一台のバイクに長く乗りたい」という人には向かないバイクと言えます。

余談ですが「古くなったBMWはどこに行くの?」この答えですが多くはロシアやアメリカに輸出されているのが現状です。

また10年落ちの車体を避ける理由ですが日本車とくらべてかなり樹脂やゴムなどの耐久性が悪いです。なので古いBMWのバイクはオイル漏れが多いですし、僕が過去に買ったR1150Rなんかは燃料のゴムホースが外れてツーリング中にガソリンがシャワーのように吹き出していました。

買って後悔?BMWのバイクはオススメ出来ないか

上の方でBMWのバイクの事をコストがかかるだのと散々書きましたがオススメしないか?と聞かれると決してそうではありません。

僕がRシリーズを3台乗り継いだのも「あまりにも安定した直進安定性」「何時間でも走れる気がする快適性」があったからです。

車種にもよりますがRシリーズの特徴として直進安定性が凄いです。

どっしりとしていて敷かれているレールを走っているかのような走行感があります。

この辺は水平対向エンジンならではの重心が低いことと、縦置きエンジンのジャイロ効果のせいなのかもしれません。

また、RTシリーズやGSシリーズなどは徹底的に身体に風が当たらないように考慮されてデザインされています。

よくBMW乗りのなかで言われている事なのですが「走行中に雨が降っても殆ど身体が濡れない」ですね。

これは風を防ぐためのシールドなどが全部防いでくれているからです。

実際に僕もGSに乗っている時なんかは雨が降ってきても雨具に着替えずにそのまま走っている事が多かったです。

さらにR1150R Rockstar や R1200RT などのオンロードモデルは峠などでは「ひょっとしてホンダのNSR250やカワサキのNinja等より速いのでは?」と感じるぐらいヒラヒラと車体を倒してぐんぐん前に進む楽しさがありました。

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まとめ

上で維持費の事について書きましたがクラッチ交換などの大イベント以外は意外と普通な面もあります。

ディーラーで車検と点検を受けた場合、バイクの状態にもよりますが大体は10万ぐらいで済みます。

なので、BMWのバイクが気になるという方は「数年で手放す予定」で購入してみても良いかもしれません。

高額修理が発生し、査定額がガクッと落ちる前に手放す戦法です。

多くのBMWユーザーがこの手段で乗り継いでいる気がしますね。

BMWオーナーになって楽しい事がもう一つありました。

乗って楽しいだけでは無く、色々なところで声をかけられるようになります。

高速のSA、道の駅、近所の人、キャンプ場・・・

こういったコミュニケーションを生んでくれたのもBMWから発せられるオーラのせいなのかもしれませんね。

以上です!

おしまいヽ(=´▽`=)ノ

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