こんにちは!バイク歴30年のベルです!
冬はバイクのバッテリーあがりが多くなる季節。
今回はそんなバッテリー上がりの原因や症状、やってはいけない事やバッテリー上がりの直し方を紹介していきます!
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交換しかないのか?早くバイクのバッテリー上がりから復活させたい!そんな時はどうする?
ここではバッテリーが上がった時にどのように対処するかを紹介させてもらいます。
キックスターターがあるならキックでエンジンをかける
キックスターターは、エンジンを始動させるための機械装置。
エンジンの始動には、ある程度の力が必要でありますが、キックスターターはその力を人力で行うことでエンジンを始動させる事ができます。
キックスターターがあるバイクやスクーターは、バッテリーが切れてもエンジンを始動させることができる場合があります。
※完全にバッテリーが上がっているバイクだとかからない車種もあるので注意!
具体的な方法は、以下の通り。
- キーをオンにしてギアがニュートラルに入っているのを確認し、キックスターターのレバーを持ち、足でペダルを踏む。
- ペダルを踏み込むと、クランクシャフトが回転し、エンジンが始動する。
- エンジンがかかったら、すぐにレバーから足を離す。
普段からキックスクーターでエンジンをかける練習をしていればいざという時にエンジンをかける時にスムーズに行えますよ。
JAFに加入しているならJAFに連絡
JAFに入っている人は無料でバッテリー上がりに対応してもらえるのでJAFに相談してみましょう!
JAF 0570-00-8139(ナビダイヤル)
上の番号はナビダイヤルで料金が高いので以下の各コールセンターにかけることをおすすめします。
JAF 一般電話 年中無休・24時間 | 地区 |
03-5730-0111 | 関東・東北・北海道 |
052-889-5300 | 中部 |
06-6455-0123 | 関西 |
092-841-5000 | 九州 |
JAFに入っていない人がインターネットからJAFに入会手続きをした後、いつからサービスを受けられるか?ですが基本的には翌日以降になります。詳しくは下の関連記事を参考にしてくださいね。
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ジャンプスターターを使用する
バイクのエンジンをかける事ができるジャンプスターター機能付きのモバイルバッテリーがあればバイクのエンジンに接続してエンジンをかけることが出来ます。
ただし、バイクや電気の事に詳しくない人が安易に使うとショートさせてバイクを壊したりする可能性もあるので注意が必要です。
他の乗り物からバッテリーを繋げてエンジンをかけるジャンプスタートと繋げ方
他の乗り物のバッテリーからブースターケーブルを使ってエンジンをかける方法もあります。
繋げ方の順序ですが
1.上がったバイクのバッテリーのプラス端子 → 2.救護車のプラスを繋げる。
3.救護車のマイナス → 4.上がったバイクのマイナスの順でつなげる。
確実につながったことが確認できたら、まず救護車のエンジンをかけてアイドリングから少し高い回転数をキープしておいてもらい、バッテリーが上がったバイクのエンジンをかけます。
取り外す時は取り付けた時の逆の順序で外していきます(4→3→2→1の手順)
(救護車がプリウスなどのハイブリッド車の場合は構造上、他の乗り物の復旧は出来ないので注意してください)
バイクのバッテリー上がりは保険で補償されるのか?
バイクのバッテリー上がりは、一般的には保険で補償されません。しかし、一部の保険会社では、ロードサービスとして無料で駆けつけてくれるサービスがあります。
チューリッヒ保険会社では、バイク保険に無料ロードサービスが付帯しています。このサービスでは、ご自宅でのバイクのキー閉じこみやバッテリー上がりなどに対応してくれます。
アクサダイレクトでは、バイク保険にAXAプレミアムロードサービスが付帯しています。このサービスでは、事故または故障により自力走行できない場合に無料でレッカー移動を行ってくれます。
下に貼っているバナーのインズウェブではバイクの任意保険の一括見積もりが出来るので今より安い保険が無いか気になっている人はクリックしてみてくださいね。
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バイクのバッテリー上がりの予兆や症状について
バイクのバッテリーあがりの予兆や具体的にどんな症状になるかをここでは書いていきます。
バッテリー上がりの予兆について
バイクのバッテリー上がりの予兆は実は事前にいくつかの症状が現れています。それらを見逃さないで、早めに対処することが大切。
バイクのバッテリー上がりの予兆は以下のようなものです。
- セルスターターを押しても勢いがない。
- エンジンをかけた後にメーター類やライト類が暗くなる、または点滅する
- バッテリー液が減っている、または白い粉が付着している
- バッテリーの表面が膨らんでいる。
これらの症状が出たら、バッテリーの寿命が近づいている可能性が高いです。早めにバッテリーの点検や交換を行うことをおすすめします。
バイクのバッテリー上がりの症状は?
- キーをONにしてもメーターのランプが点かない、明かりが暗い
- セルを回そうとしても回らない
- セルスイッチを押してもカチカチと音がなるだけ
ほとんどがこういった症状です。
最近ではセキュリティーアラームがついたバイクが多いのでリモコンキーのセキュリティー解除のボタンを押しても無反応といったことも考えられます。
僕もツーリングに行こうとして早起きしたのにエンジンがかからなかった事が過去に何回もありました。(ほとんど冬に起きます)
バイクのバッテリー上がりの期間や原因
バッテリー上がりの期間や原因ですがバイクによって様々です。
バッテリー上がりの原因
- 数ヶ月間バイクに乗らなかった、エンジンをかけなかった
- キーをONにしたまま放置していた。(キー挿しっぱなし)
- バッテリーが古い(3年近く交換していない)
- レギュレター等のバイクの充電に関する部品が壊れている
- メンテナンスが必要なバッテリーをメンテしていない(バッテリー液の補充忘れ)
バッテリー上がりの原因は大体がこのあたりが原因だね。
バッテリーが上がるまでの期間
最近はバイクに盗難防止の為のイモビライザーがついているものが多く、この手のバイクはバッテリーが上がりやすい傾向にあります。
期間にして3ヶ月~6ヶ月間ぐらいエンジンをかけないとセルが回りにくくなります。
少しでも軽量化を狙っているバイク(CBR1000RR等のスーパースポーツバイク)はバッテリーも容量が小さい物を積んでいるので特にバッテリーが上がりやすいですね。
僕が以前に乗っていたBMWのRシリーズは冬になるとすぐにセルが回らなくなるのでツーリング前夜になると充電してから寝るようにしていました。
なぜ冬や春先はバッテリー上がりが多いのか?
バイクのバッテリー上がりが冬や春先に多い理由は以下のようなものです。
- 寒さでバッテリー内部の化学反応が低下し、電気を作り出す能力が落ちる
- 春先は気温の変化によってバッテリー液が蒸発しやすくなり、電気を伝える能力が落ちる
- 冬場は乗る機会が減り、バッテリーが自然放電する
バイクのバッテリーは、主に鉛と硫酸でできており、鉛と硫酸が化学反応することで電気が作られます。しかし、この化学反応は温度に影響されます。寒いと反応速度が遅くなり、熱いと反応速度が速くなります。そのため、寒い冬場はバッテリーの性能が低下し、熱い夏場はバッテリーの劣化が進むんですよね。
寿命が短くなる原因!バイクのバッテリーが上がった時に「やってはいけないこと」
バイクのバッテリーが上がった時にやってはいけない事をここでは紹介させてもらいます。
バッテリーが上がったまま(電圧低下)の状態でさらに放置
バッテリーがあがった状態のままで放置しておくのはバッテリーにとって良くない状態。
そのまま長時間放っておくとバッテリーの状態が著しく低下します。
例えば「うっかりキーをオンにしたままにしてバッテリーがあがってしまった。冬になってしばらく乗る予定も無いし、春まで放置しておくか・・・」ということをしてしまうと春になるとそのバッテリーはもう駄目になっている可能性があります。
「バッテリーあがりのまま(電圧低下状態)で放置する」=「バッテリーの寿命を短くする」と覚えておいてください。
インジェクション車の押しがけ
キャブ車と違い、インジェクション化されている最近のバイクでの押しがけは注意が必要です。
インジェクションのバイクは燃料ポンプやインジェクターを動かすためにエンジンがかかっていない状態でも電力が必要です。
なので完全にバッテリーが上がっているインジェクションのバイクを押しがけするのは「ほぼ無理」と言っていいでしょう。
セルは回ろうとしているけどエンジンがかからないといった状態なら燃料ポンプを動かす電力が残っているので何とか可能かもしれません。
ですが、キャブ車よりもかなりエンジンがかかりにくいです。ただし、継続した下り坂が有る場合などはなんとかエンジンがかかる可能性はありますがあまりおすすめはしません。
バイクのバッテリー上がりはしばらく走ると自然に回復するのか?
バッテリーが上がってしまった場合、何も処置をしなければ自然に回復することはありません。ただし、上で説明したようにJAFに復旧してもらったり、ジャンプスターターでエンジンがかかった場合は最低でも1時間程度しばらく走行すればバイクからバッテリーに再度充電されて通常通りに使える可能性はあります。
注意点は走行せずに止まったままで10分以上エンジンをふかしたりしていると空冷のバイクやラジエターファンのついていないバイクはエンジンがオーバーヒート(重大な故障)をする事もあるので注意してください。
僕の場合、バッテリーの交換時期このように考えています。
・3年以上交換していない。
・バッテリー上がりのバイクを充電しエンジンをかけて走行したが翌日にはまたエンジンがかからなかった時。
(バイクの発電装置に問題がある場合もあるので注意が必要)
一度上がってしまったバイクのバッテリーはそのままで大丈夫?
基本的にバッテリーは新品で購入してからゆっくりと劣化していきます。ただし「エンジンを停めている状態でメインキーをONのまま一晩放置してしまった時のバッテリーが上がり」等は、バッテリーを正しく充電し、点検を行うことで、バッテリーを復旧させることもできます。
ただし、充電しても頻繁にバッテリー上がりを起こす場合はテスターを使って電圧を測定してみましょう。
テスターの使い方は以下の動画がわかりやすく紹介されているので先に見ておいてくださいね。
交換すべき?バッテリーがまだ使えるかをどうやって判断するか?
バッテリーの電圧によってまだバッテリーが使えるかどうかを判断できる表を作ってみました。
バッテリーの電圧 | 交換の必要性 |
---|---|
12.6 ボルト以上 | 通常の範囲内で十分に充電されています。 |
12.4 – 12.6 ボルト | 充電状態がやや低い可能性があります。 |
12.2 – 12.4 ボルト | 充電が不足しており、バッテリーの劣化が進行している可能性があります。 |
12.0 – 12.2 ボルト | バッテリーの充電がかなり不足しており、交換が検討されるべきです。 |
10.5 ボルト以下 | バッテリーの充電が非常に低く、交換が必要です。 |
(走行直後や充電後は一時的に電圧が正常になっている事が多いので、一日たったぐらいに測定してみてください)
レギュレターやオルタネーター等の故障も疑おう
上ではバッテリーの健康状態を知るための表を貼りましたが、充電をしているレギュレターやオルタネーターが正常かどうかもテスターで測定してみましょう。
電圧 | 状態 | 原因 |
---|---|---|
13.5V~14.7V | 正常 | レギュレターやオルタネーターは正常に動作している。 |
16.0V以上 | 過充電 | レギュレターの故障 |
13.0V以下 | 充電不足 | オルタネーターやレギュレターの故障 |
エンジン始動時の電圧も測っておかないと、せっかくバッテリーを交換してもまたバッテリーが上がる可能性があるので必ず測定してくださいね。
3年以上使っているようなバッテリーは、充電しても再びバッテリー上がりが起こる可能性が高いです。その場合には、バッテリーを交換する必要がありますね。
一晩、キーをオンにしてバッテリー上がりをした場合などは充電で復活することが多いですが、1年乗らなかった為にバッテリー上がりを起こした場合は充電しても復活しないことがほとんどですね。
バイクのバッテリー上がりの防止や対策
バイクのバッテリー上がりの対策としては以下の方法があります。
- 定期的にエンジンをかけて充電をしてあげる
- コンセントがあるガレージが有る場合は充電器をつなげっぱなしにしておく
定期的に一定時間エンジンをかけて充電してあげる
まずは「定期的にエンジンをかけて充電してあげる」ですがバイクはエンジンがかかっている状態ではバッテリーに充電が行われている状態になります。
ただし、アイドリング状態では充電電圧が低いので可能であればツーリングに出るなどの長時間の走行をしてあげるのがベターです。
バッテリー上がりを防止!充電器をつなげっぱなしにしておく
次に「充電器につなげっぱなしにしておく」ですがシャッター付きのガレージやマンションに専用のバイク置き場がある場合は上に貼っているような充電器をツーリングに出る数日前につなげっぱなしにしておく方法もあります。
バイクのバッテリーに直接接続する技術がある方は良いですが、メカに詳しくない人はいつでも簡単に充電できるようにバイク屋さんにお願いして充電用のカプラーを付けてもらう人もいます。
最近のバイクはコンピューター化されているのが多く、BMWのバイク等は専用の充電器以外を接続するとコンピューターが壊れる可能性があります。
自己判断でバッテリーの充電器を使う前に必ずバイク屋さんに相談してから充電器を購入してくださいね!
バッテリー液は大丈夫?バッテリー液補充式のメンテナンス
古いバイクの場合は上のようにバッテリーの上にバッテリー液を補充するための数個の蓋があります。
バッテリーの中にすでに入っている液体は「硫酸」でちょっとでも服等に付くとすぐに穴が空いてしまいますし、皮膚についた場合は炎症を起こすので十分に気をつけて取り扱う必要があります。
古いバイクのバッテリー液の補充時には僕もうっかり中の硫酸が服に触れて穴があいたりしてしまいました。
上の画像では側面の上部に二本の水平線が入っています。上の線がバッテリー液の上限で下の線が下限となっているのでバッテリー液が下限を下回っている場合は市販のバッテリー補充液を補充しましょう。
バッテリー補充液は硫酸ではなく精製水(不純物をとった水)なので単体では特に扱いに注意する必要はありません。ただし、補充の際に勢い良く注入すると溢れたり跳ね返ってきた水は硫酸を含んでいるのでゆっくりと落ち着いて補充しましょう。
補充する水は水道水でも大丈夫なんだけど不純物がバッテリーに悪さをして寿命が短くなる。
ケチらずに専用の補充液を入れよう!
単純にバッテリー端子が緩んでいる事もある
バッテリー上がりだと思いこんでいたけどよく見たらバッテリーの端子が緩んでいるだけだった!ということもあります。
「振動の多いシングルエンジンのバイク」や「最近ETCを付けてもらった」等の電装系のカスタムをした覚えのある人は念の為にチェックしておきましょう!
本当にたまになんだけどこのバッテリーの端子緩みでバッテリー上がりのような症状になっていた人もいます。
端子が正しく付いているかはしっかり確認しましょう!
古いバッテリーを外して新品と交換
前回のバッテリー交換から3年以上経っているのであれば押しがけや充電などでジタバタせずに「もう寿命が来たんだな」と諦めて新品と交換してしまう方が問題解決の最短距離になる場合もあります。
古いバッテリーの外し方は「-」側の端子から外す。新品を取り付ける時は「+」側から取り付けてください。この順序を反対にするとプラス端子に工具をかけた時に工具とボディーが接触した時にショートしてしまう可能性があります。
覚え方としては「-から始まり、-で終わる」と覚えてくださいね。
バイクのバッテリーは種類が沢山あるのでネットで購入する時は間違えないようにしてくださいね。ちなみに古い廃バッテリーはオートバックスさんで無料で引き取ってもらえますよ。予約なんかも必要ありません。
バイクのバッテリー上がりでやってはいけないことのまとめ
今回はバイクのバッテリー上がりについてかかせていただきました。
定期的にバイクにのってあげるのが一番いいのですがなかなか忙しいので充電器の購入やバイク用のロードサービスに入っていた方が無難だと思います。
バッテリー上がりのせいで遅刻して会社からの評価が下げられたり、大事な休日のツーリング予定が台無しになるのは本当にもったいないですよね。
バイク専用のロードサービス ZUTTO CLUB
バイク専用のロードサービスのZUTTO CLUB。
JAFでもトラブルがあった時にバイクを運んでもらえますが無料の範囲はたったの15kmしかありません。
ZUTTO CLUBならプランにもよりますが距離無制限もあるので長距離ツーリングでも安心ですよね。
もちろんバッテリー上がり時にも対応してくれますよ!
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