NBロードスターオーナーだったベルです。
先日、愛車NB6Cのオイル交換をしました。
結論から先に書くと
ロードスターNB6Cのオイル量はオイル交換だけなら量は3.2L エレメント交換もセットなら3.4L (純正の指定オイルはAPI分類/SAE粘度 SJ 10W-30)です。
業者にやってもらった場合、費用は交換工賃が1000~2000円ぐらい。これにオイルとエレメントの実費がプラスされて合計4000~12000円ぐらいが相場だと思います。
オイルによって費用が大きく変化するのでお財布とよく相談してくださいね。
では、以下にその時の事を書いていきます。
この記事は次のような人々に向けています。
- NBロードスター(NB6C)を所有している人
- オイルとエレメントの交換に興味がある人
- 車のメンテナンスに関心がある人
- 費用を把握したい人
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メーカー推奨のオイル交換サイクルとドレンボルトのサイズ
この車を中古で買って気がつけば5000kmも走ってました。
街中を流してるだけだったら良いのですが結構な頻度でレッドゾーンギリギリまでぶん回してるので5000kmは走りすぎている気がしますね。
ここでマツダの交換時期目安をチェックしてみましょう!
車両タイプ | シビアコンディション | ノーマルコンディション |
---|---|---|
下記以外の乗用車 | 6ヵ月(7,500km) | 12ヵ月(15,000km) |
乗用車 DISIターボ | 3ヵ月(5,000km) | 6ヵ月(10,000km) |
乗用車 ロータリーエンジン | 6ヵ月(5,000km) | 12ヵ月(10,000km) |
乗用車 ディーゼルエンジン | 6ヵ月(5,000km) | 12ヵ月(10,000km) |
軽自動車 ターボ無 | 3ヵ月(5,000km) | 6ヵ月(10,000km) |
軽自動車 ターボ | 3ヵ月(2,500km) | 6ヵ月(5,000km) |
メーカーの推奨ではノンターボの場合、シビアコンディション(山道やアイドリング状態が多い)でも7,500km毎の交換で良いようです。
ただ、愛車を長持ちさせたいと思っているなら3,000~5,000km毎の交換が良いと車屋さんも言っていました。
今回はお世話になっている車屋さんに行ってオイル交換をお願いしました。
さっそく地下室があるブースに入れて下回りに入ります。
ロードスターのオイルパンってアルミなんですね
「雌ねじの感触が悪いなぁ・・・ちょっとだけ、ちょっとだけだけど雌ねじが傷んでいるかも?アルミのオイルパンは締め付けトルクに気をつけないといけない」と言っていました。
ちなみにNB6Cのドレンボルトを外す工具のサイズは17mmを使用します。またドレンパッキンは22*14*2mmです。
オイルを抜いたあとはトルクレンチでドレンプラグを締め付けます。NB型ロードスターは規定トルクは30~41Nmなので締めすぎに注意してくださいね
手が入りにくいエレメント交換
オイルを抜いている間にエレメント交換をしていきます。
NB6Cのオイルエレメントはエンジンのインテークマニホールドの真下にあります。
工具も手も入れにくく「アツ!熱っちぃ!」と笑いながら作業をすすめてくれていました。
なんだかごめんなさい(笑)
このキャニスターを外して少しずらせば作業しやすいみたいですね。
なんとかエレメントが外れました。
交換したエレメントと使用した工具はこちらです。
使用したオイルとオイル量
ロードスターのNB6Cの純正の指定オイルはAPI分類/SAE粘度 SJ 10W-30。
ここに書かれているAPI規格とはどういう意味なのかは以下の表を見てください。
API規格 | ILSAC規格 | 製造年 | 主な特徴 | 適合車種 | 補足 |
---|---|---|---|---|---|
SA | – | 1930年代~1960年代 | 添加物を含んでいないベースオイル | 運転条件がゆるやかなエンジン | 旧規格。現代車には使用不可。 |
SB | – | 1940年代~1960年代 | 最低レベルの添加物を配合 | かじり防止・酸化安定性が向上 | 旧規格。現代車には使用不可。 |
SC | – | 1964年~1967年 | デポジット防止性・磨耗防止性・サビ止め性・腐食防止性 | 1964~1967年型のガソリン車 | 旧規格。現代車には使用不可。 |
SD | – | 1968年~1971年 | SCより高い品質レベル | 1968~1971年型のガソリン車 | 旧規格。現代車には使用不可。 |
SE | – | 1972年~1979年 | SDより高い品質レベル | 1972~1979年型のガソリン車 | 旧規格。現代車には使用不可。 |
SF | – | 1980年以降 | 酸化、高温デポジット、低温デポジット、サビ、腐食に対する優れた防止性能 | 1980年以降の車 | 旧規格。現代車にも使用可。 |
SG | – | 1989年以降 | SFの性能に加え、動弁系の耐摩耗性と酸化安定性が向上 | 1989年以降の車 | 旧規格。現代車にも使用可。 |
SH | GF-1 | 1993年以降 | SGの性能に加え、スラッジ防止性、高温洗浄性に優れる | 1993年以降の車 | 旧規格。現代車にも使用可。 |
SJ | GF-2 | 1996年以降 | SHの性能を向上。さらに蒸発性、せん断安定性に優れる | 1996年以降の車 | 近年製造の車にも使用可。 |
SL | GF-3 | 2001年 | 省燃費性の向上、排出ガスの浄化、オイル劣化防止性能の向上 | 2001年以降の車 | 近年製造の車にも使用可。 |
SM | GF-4 | 2004年 | SLに比べ、浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐磨耗性に優れる | 2004年以降の車 | 近年製造の車にも使用可。 |
SN | GF-5 | 2010年 | SMに比べて、省燃費性能の持続性と触媒保護性能を強化 | 2010年以降の車 | 近年製造の車にも使用可。 |
SP | GF-6 | 2020年 | SNに比べて、省燃費性能や耐エンジンスラッジ、清浄性等を強化 | 2020年以降の車 | 最新規格。最新の車に推奨。 |
ロードスターの指定オイルはAPI規格がSJより上だとOKなので今回はこちらのオイルを使用しました。
オイル量は
オイル交換だけなら量は3.2L
エレメント交換もセットなら3.4L
エンジンオイルを交換してくれたクルマ屋の社長曰く「色々エンジンの中見てきたけど鉱物油を使ってるユーザーと100%化学合成油を使ってるユーザーではエンジンの中のカーボンのたまり方が全然違う」そうです。
化学合成油や鉱物油の違いは次の章で説明させてもらいます。
「長く乗るつもりだったら絶対100%化学合成油にしといたほうがいいよ、無理にとは言わないけど・・・」とも言っていました。
化学合成油、部分合成油、鉱物油の違い
エンジンオイルの種類には、ベースオイルの違いによって性能や価格が異なります。以下に、鉱物油、全合成油、部分合成油の特徴を以下で説明します。
- 鉱物油
- 原油を蒸留して精製された伝統的なエンジンオイル。
- 価格は安く、古い車に適しています。
- 酸化に弱く、頻回な交換が必要。
- 全合成油
- 鉱物油に高度な精製を施したベースオイル。
- 高価ですが、耐熱性や酸化に強いため、走りにこだわる方に適しています。
- 部分合成油
- 鉱物油と全合成油をブレンドして作られるベースオイルです。
- 両者のメリットを活かしつつ、コストを抑えた性能を持っている。
スポーツ走行をすることが多いロードスターの場合はやはり全合成油をおすすめします。
各社オイル交換費用の目安
ここではオイル交換の費用を業者別に表にしてみました。
業者 | 工賃 | オイル代 | 合計 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ディーラー | 1,000円~3,000円 | 3,000円~8,000円 | 4,000円~11,000円 | 車種やオイルの種類によって大きく異なる |
オートバックス | 1,100円~ | 2,500円~ | 3,600円~ | オイル会員になると工賃無料 |
ガソリンスタンド | 1,500円~2,500円 | 2,500円~ | 4,000円~ | 洗車などのサービスとのセット割引がある場合もある |
民間整備工場 | 1,000円~2,000円 | 2,500円~ | 3,500円~ | ディーラーより安く、専門店より高価な場合が多い |
同じディーラーによっても料金が違う場合もあるので最終的には問い合わせてくださいね。
今回はマツダ・ロードスター(NB)のエンジンオイル交換費用や作業手順についてご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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