結論から言います。大阪から四国・鳴門まで、NC750Xで高速道路を使って往復5,710円でした。
「え、そんなもん?」と思いましたか。それとも「意外と高いな」と思いましたか。
今回は実際のETCデータを1円単位で公開しながら、バイクの高速道路料金のリアルをお伝えします。深夜割引の「実際のところ」も、包み隠さず話します。
目次
- むしゃくしゃしたら阪神高速に乗っていた話
- 今回のルート:大阪→四国・鳴門北IC
- バイクの高速道路料金の基本
- 行きの料金:深夜割引の現実
- 高速 vs 南海フェリー、どっちが安い?
- 帰りの料金:昼間だといくら?
- 往復合計と深夜割引の差
- ETCはつけた方がいい理由
- まとめ:数字の裏にある「選択」の話
むしゃくしゃしたら阪神高速に乗っていた話

昔は、むしゃくしゃしたら夜中にバイクを引っ張り出して阪神高速に乗っていました。サラリーマンをやっていた頃の話です。
深夜に乗り出して、阪神高速4号湾岸線で助松まで行ってただ折り返して帰ってくる。当時の阪神高速は今みたいに距離で料金が変わらなくて、どこまで乗っても一律700円台とかだったんですよね。
風を直接受けて、オレンジ色の街灯が後ろにすっ飛んでいく。自分で運転するちょっと危なっかしいジェットコースターみたいな感覚。それで仕事のストレスを全部吹き飛ばして、なんとか頑張れていた気がします。
今の料金体系はあの頃と全然違います。距離制になって、長距離乗ればそれだけかかる。じゃあ今の料金で長距離を走ったらどうなるのか。今回はそんなお話です。
今回のルート:大阪→四国・鳴門北IC

今回走ったルートはこちらです。
| 区間 | 道路 |
|---|---|
| 大阪(長田)→ 神戸線本線 | 阪神高速3号神戸線 |
| 神戸線本線 → 垂水JCT | 阪神高速 |
| 垂水JCT → 淡路IC | 神戸淡路鳴門自動車道 |
| 淡路→淡路島南 | 淡路島の下道を利用 |
| 淡路島南 → 鳴門北IC | 神戸淡路鳴門自動車道 |
大阪を出発して阪神高速3号神戸線に乗り、明石海峡大橋を渡って淡路島を下道で縦断。そのまま大鳴門橋を渡って四国の入口、鳴門北インターチェンジで降りるルートです。
バイクの高速道路料金の基本

実際のデータに入る前に、基本的な仕組みを確認しておきます。
バイクの料金区分
バイクの高速道路料金は軽自動車と同じ区分です。普通車より安くなりますが、「めちゃくちゃ安い」というわけではありません。
ETCあり・なしの違い
ETCなしの現金払いだと、入口から行ける最も遠い出口までの料金を一律で取られます。走った距離に関係なく高くなるので、高速をよく使う人はETC必須です。
ETCありだと走った距離に応じた料金になります。阪神高速は距離制で上限があり、バイク・軽自動車の上限は1,590円。ただしこれは阪神高速だけの話で、神戸淡路鳴門道などの別路線はまた別料金です。
深夜割引とは
午前0時から4時の間に入口を通過すると料金が20%引きになります。聞こえはいいですが、実際の金額がどう変わるかは後ほど詳しく見ていきます。
行きの料金 深夜割引の現実

4月16日の深夜に大阪を出発しました。阪神高速の長田入口を通過したのが午前3時43分。深夜割引が適用される時間帯です。
区間別の料金(行き)

| 区間 | 割引前 | 割引額 | 実際の料金 |
|---|---|---|---|
| 長田 → 神戸線本線 | 1,540円 | △310円(深夜割引) | 1,230円 |
| 本線 → 垂水JCT | — | — | 130円 |
| 垂水第三 → 淡路IC | — | — | 760円 |
| 淡路島南 → 鳴門北 | — | — | 580円 |
| 行き合計 | 2,700円 |
深夜割引で310円引き。この数字、走りながら頭の中で計算してみて、ちょっと現実を見た気がしました。
20%引きって聞くとすごくお得な気分になりますよね。でも元の金額が1,540円だと、引かれるのはたったの310円です。深夜3時に起きて、寒い中を走って、安くなるのはこれだけ。
昔の700円台でどこまでも走れた感覚のままでいると、この「思ったより安くならないな」という感覚のズレに結構びっくりすると思います。
高速 vs 南海フェリー、どっちが安い?

行きのトータル2,700円。これ、ある選択肢と比べるとめちゃくちゃ安いんです。
大阪から四国へ行くもう一つのルートがあります。和歌山港から南海フェリーに乗って徳島港に渡るルートです。
実は今回、本当はフェリーで行きたかったんです。
フェリーが好きなんですよね。フェリーターミナルで船を待っている時間も、乗っている時間も、向こうの港に着く瞬間も。なんか冒険している感じがする。男だけなのかな、あのワクワク感。うまく説明できないんですけど、たまらなく好きで。
2022年10月、スーパーカブ110で和歌山から南海フェリーに乗りました。あれが今のところ最後です。
今回もフェリーで行きたかった。でも料金を調べたら、750ccのバイクと一緒に渡ると片道で6,000円を超えるんですよね。

| ルート | 片道料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 高速道路(大阪→鳴門北) | 2,700円 | 深夜割引適用 |
| 南海フェリー(和歌山→徳島) | 6,000円超 | バイク750cc |
数字と効率だけ見れば、圧倒的に高速道路の勝利です。だから今回は高速を選びました。
ただ、南海フェリーには数字で測れない魅力があります。そして今、その選択肢自体がなくなろうとしています。
南海フェリーは、2028年3月末でフェリー事業から撤退することが発表されました(2026年3月30日発表)。乗れるのはあと2年もない。安全運航に支障が生じる場合はそれより早まる可能性もあるとのことです。
走りながら、ヘルメットの中でずっと「高くてもフェリーに乗っておけばよかったかな」と少しだけ引きずっていました。それくらいフェリーには数字で測れない魅力があります。でも今回は現実を取りました。
帰りの料金 昼間だといくら?

帰りは4月20日、午前9時台に鳴門北を出発しました。昼間なので割引はありません。
区間別の料金(帰り)
| 区間 | 料金 |
|---|---|
| 鳴門北 → 淡路島南 | 580円 |
| 淡路 → 垂水第二 | 760円 |
| 垂水第二 → 須磨本線 | 130円 |
| 須磨 → 長田(阪神高速) | 1,540円(割引なし) |
| 帰り合計 | 3,010円 |
行きの阪神高速区間は深夜割引で1,230円でしたが、帰りは昼間なので定価の1,540円。この差が310円です。
往復合計と深夜割引の差
行きが2,700円、帰りが3,010円。ほぼ同じルートを走って、深夜割引があるかないかで310円の差が出た形です。
| 料金 | |
|---|---|
| 行き(深夜割引あり) | 2,700円 |
| 帰り(昼間・割引なし) | 3,010円 |
| 往復合計 | 5,710円 |
| 深夜割引による差額 | △310円 |
大阪から四国・鳴門まで、NC750Xで高速を使って往復5,710円。
バイクの高速料金はめちゃくちゃ安いわけではありません。でもこの金額で、明石海峡大橋と大鳴門橋を渡り、海の上を走り抜ける爽快感と圧倒的なタイムパフォーマンスが手に入るなら、十分払う価値はあると思います。
深夜割引は確かにお得ですが、絶対額はコーヒー2杯分くらいだと思っておいてください。体への負担と天秤にかけて、無理して深夜に乗り出す必要はないです。
ETCはつけた方がいい理由

ETCは絶対つけた方がいいです。初期費用はかかりますが、料金所でグローブを外して財布を出すあの面倒くささがなくなるだけで、疲労感が全く違います。
少ないとはいえ深夜割引の恩恵も受けられますし、走った距離に応じた料金になるので現金払いより必ず安くなります。高速をよく使うなら、取り付けコストはすぐ回収できます。
バイクへの取り付けは車より工賃が高くなりがちですが、それでもつけておく価値は十分あります。
まとめ 数字の裏にある「選択」の話
今回の料金まとめです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 行き(大阪→鳴門北・深夜割引あり) | 2,700円 |
| 帰り(鳴門北→大阪・昼間) | 3,010円 |
| 往復合計 | 5,710円 |
| 南海フェリー片道(参考) | 6,000円超 |
高速道路は、スピードとコストの面では最強です。でもあのフェリーの非日常感は、高速道路では買えません。
安い高いという数字の裏で、結局僕らは「自分が今何を大事にしたいか」を選んで走っているんだと思います。
昔むしゃくしゃして乗った阪神高速も、今回効率を求めて走った淡路島ルートも、全部自分の選択です。
次はどっちで行こうかな。フェリーがなくなる前に、もう一度だけ乗りたい気もしています。
⚠️ ツーリングに出る前に確認しておきたいこと
今回みたいに長距離ツーリングで高速を使う場合、万が一のトラブルに備えておくと安心です。高速道路上でのパンクやバッテリー上がりは、自分では対処できないことも多い。
JAFに加入していれば、高速道路上でもロードサービスが受けられます。年間費用と一度のレッカー代を比べると、長距離ツーリングをよくする人には入っておく価値があると思います。
▼ JAFについて詳しくはこちら(関連記事)
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📅 この記事の情報は2026年4月時点のものです。料金・割引制度は変更になる場合があります。最新情報は各道路会社の公式サイトをご確認ください。南海フェリーの撤退時期については、安全運航上の事情により早まる場合があるとのことです(南海フェリー公式発表より)。







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